禅のパスポート

禅語録 無門関no解釈to意訳

禅のパスポート 無門関 NO8

♫・・お手てつないで野道を行けば みんな可愛い小鳥になって歌を歌えば靴が鳴る・・(清水かつら 童謡1919)素玄居士

素玄居士は、著作「提唱 無門関」の第八則 見解(けんげ)で、童謡を歌っておられる。

それと、水を田んぼに上げる踏板式水車を解体、再組立てする公案と、どこの何が、その解(禅意)で一致するのか・・

さらに、この則、月庵(げったん)シャレたことをぬかす。

こんな子供のイタズラもチャント禅の工夫があるのじゃ。

本則はすこぶる親切丁寧で、この則で手に入れなければアカン・・と結語されている。

無門関 奚仲造車 (けいちゅう ぞうしゃ) 第八則

月庵老師を訪ねてきた求道者が教えを乞うた。

昔、奚仲という人が、田に水を引く足踏み式の水車を発明して、稲の収穫に貢献をしたそうな。

そのせっかくの水車を、バラバラに解体して壊し、改めて組み立てたが、前と同じなら何の工夫もないことになる。

さあて今度は、どんな具合にしたか・・何を明らめたのか。

いちばん大事で肝心なものは、何だったのか?

水車に託して・・人の手足、頭を分解、再生したらフランケンシュタイン(化けもの)になりましょうか・・本当に大切なものは何か・・という問いである。

   【本則】月庵和尚 僧に問う

    奚仲、車を造ること一百輻(いっひゃくぷく)、両頭(りょうとう)を  

    拈却(ねんきゃく)し、軸(じく)を去却(こきゃく)し

    何邊(なにへん)のことをか明(あき)らむ。

 無門曰く 

もし、ただちに、その意が明らめられたら、そいつの目は流れ星。雷電の手腕を発揮しようぞ。  

  • 無門曰く もしまた直下(じきげ)に明らめ得(え)ば、眼(まなこ) 流星(りゅうせい)に似(に)、機掣電(きせいでん)の如くならん。

 頌に曰く 

本当に死にかけた病気をした者でないと、医者や病院の有難みはわからない。人の世は、持ちつ持たれつで成り立っている。

俺は独りで生きている・・と、独尊を気取る人ほど、気位は高く、孤立して、迷いに迷う有り様となる。

(動植物界では、群れを形成して、他を生かしていく社会であればこそ、長寿・生存の確率は高いという。ハグレ雄は短命だ・・と武田邦彦先生のブログにある http://takedanet.com/ )

実際の暮らし・・生業(なりわい)については、禅者もマゴマゴする。天地同根、無疑への転処は、禅であり禅機です。

   頌に曰く 機輪転(きりんてん)ずる処、達者なお迷う。

   四維(しゆい)上下(じょうげ)、南北(なんぼく)東西(とうざい)。